‘探偵学校講師日誌’ カテゴリーのアーカイブ

盗聴器を無効化する方法

2009 年 11 月 12 日 木曜日

2009年11月12月盗聴器・盗撮機器の発見についての講義・実習です。

初回講義では、半田でトランスミッターを制作します。
このトランスミッターは、微弱の電波を発信して、音声を無線で伝える装置です。

つまり、この技術の応用が盗聴器の元になります。

この制作での大まかなポイントは、
・半田ごてなどの使用を覚えること。
・盗聴器になくてはならない部品は何かを見つけ出せること。
・電気の回路に触れること。
です。

盗聴器には、必ずマイクがあります。
盗聴器の別名は、「ミミ」と言いますから、ミミの機能を持っているのです。

このミミの主旨部品は、マイクです。
つまり、簡易な無効化の方法は、基盤からマイクを見つけ出し、取り外してしまう
ことです。

マイクがなくなってしまうと、忽ちに音が出なくなり、受信側は無線音のみを拾うことに
なります。この際に受信側が思うことは、「壊れた。」ということです。

無線音があり、音が聞こえないのですから、「壊れた」と思うのでしょう。

多くの盗聴犯を捉えた事例では、盗聴犯が盗聴器の電池交換や、設置の確認に
来た際に行われています。

ですから、例えば、マイクを外してしまうことで、無効化と同時に盗聴犯の特定
調査も開始されているという事になります。

他にも無効化する方法がありますが、それは講義でお伝えしたいと思います。

T.I.U.探偵養成学校
担当講師

スタッフ日記

2009 年 11 月 10 日 火曜日

T.I.U.探偵養成学校スタッフの通称左近です。
T.I.U.探偵養成学校の母体となるT.I.U.総合探偵社では、誕生日を祝う習慣があります。

なので、探偵学校でも、受講生の誕生日を祝いあったり、スタッフに誕生日プレゼント
を贈ったりします。もちろん、参加は自由です。

先月・今月と誕生日が続くので、プレゼント貧乏になりそうですが、みんなで
お金を出し合って、色々と商品を選ぶのも楽しいですよね。

私も受講生から始めて、T.I.U.総合探偵社の調査スタッフになり、現在では、
探偵学校のトレーナーも兼任していますが、学ぶ雰囲気は楽しく、為になる講義
実習が行われます。気がつけば1年経っていたという感じです。

こんな探偵学校は他には無い、そう思います。

2009年11月講義は盗聴盗撮機器発見です。

2009 年 11 月 6 日 金曜日

2009年11月のT.I.U.探偵養成学校の講義は、盗聴器・盗撮機器発見調査についてです。
近年、発見事例が多くなってきているデジタル周波数を使った盗聴器を発見するために
必要なノウハウを覚えます。

盗聴器内部構造

少々、ややこしいのですが、電波の伝わり方から講義をしますので、専門用語や専門知識を、どのようにイメージ化するかが理解度の違いの差に現れてくるので、先月から講師陣では、工夫の連続です。

さて、今月は基礎部分の習得と盗聴器発見調査の実習を講義編では行いますので、アナログ系盗聴器を中心にその機能をよく理解してもらいます。

アナログ系盗聴器で発見がもっとも多いのが、三又コンセントタイプの市販盗聴器です。1つの電源を2つの差し口に変える三角形のコンセント(三又コンセント)は、コンセントにさすだけの設置ですので、つける側も専門知識が要らず、容易に盗聴ができるため、販売数もさることながら、発見事例も多くなっているのであろうと思います。

講義終了後は、この手のタイプの盗聴器は、受講生全員が全て発見できるように
わかりやすく、教えていく事が今月の目標です。

調査スタッフに求められる力

2009 年 7 月 11 日 土曜日

T.I.U.探偵養成学校では、卒業生の就活サポートを含め、運営のT.I.U.総合探偵社以外の探偵社さんとお話をさせていただくことがあります。

そして、共通するのは、調査スタッフとして活動する以上、ある意味、プロとしての当然のスキルが求められるということです。

例えば、1人での調査態勢も対象者の自宅割り出しなどの調査を滞りなく行える追跡能力。

ビデオカメラ・デジタルカメラ・特殊カメラ・一眼レフカメラなど調査スタッフとしての調査機材への対応が網羅されている事。

この程度は当たり前でなければなりません。

そして、こうした技能が出来る方と全く出来ない方では、出来る方を採用するのは当然なのです。

採用責任者の方の声

「数週間、学んだ程度で何でも出来ますと来るんだよ。こっちはもう20年やってんだよ、そんなにかんたんじゃないでしょ、調査って。何も出来ないっていうのも困るけど。」

「根性あればできるかっていったら、出来ないよね。根性あったって、バレたらそれまでだし、まかれたらそれまでだろ。」

「なんで探偵学校って、一眼レフカメラを思いっきり構えてるんだい?あれって、普通じゃありえないだろ?イメージってことなの?」

色々な意見を伺います。確かに!と納得させられる言葉ばかりです。

例えば、パソコンを使えないと調査報告書は今では主にパソコン(ワードなど)で作られますから、報告書が書けない人ということになりますし、一生懸命でも結果が伴わなければ、何も評価されません。

もし仮に、あなたが依頼者さんだとして、失敗ばかりの調査にお金を請求されて支払いに応じると思いますか?

多分、答えはNO!だと思います。

探偵調査はやり直しは聞きません。例えば、対象者がラブホテルから出てきたとします。これを撮影できなかった・・・。明日も明後日も同じ行動を取ってくれるなら、やり直しはできるかもしれませんが、そんなことは滅多にありません。一瞬のミスが全てを水の泡にしてしまうのです。

こうしたスキルを最低限、身につけるための学校でなければならないというのが、T.I.U.探偵養成学校の考え方です。そのために、長い実習があり、知識や理論のための講義があります。

そして、最終試験ですが、今では採用を考える他社の担当者さんや調査スタッフの方がボランティアで試験官(尾行試験で追われる役)になってくれます。その方々からの評価は上々です。

「うん、なかなかできるじゃない。よく追いついてくるよ、まったく。」

「許容範囲の弱点があるけど、なかなか良いんじゃないの。」

やはり、長くトレーニングしているだけ、評価も相応のようです。

最後にT.I.U.総合探偵社の代表から私が採用の際に言われた事。

私 「調査は、やりがいがあると思って、誰かの役に立てると思っています。」

代表 「それなら、覚悟を決めてください。中途半端な気持ちでは誰の役にも立てませんよ。」

誰かの役に立てるための覚悟・・・。今は身に染みてわかります。

(T.I.U.探偵養成学校実習トレーナー兼T.I.U.総合探偵社調査員)

2009/07/02 講義 「法務 親族・相続」

2009 年 7 月 3 日 金曜日

2009/07/02 法務「親族・相続」

この法務講義では、親族についてを、まず、学びます。親族は6親等、配偶者、姻族というように、定義があります。その他傍系、直系、尊属、卑属など親族図について学びます。

親族の発生と消滅として、婚姻や離婚についての規定を学びます。これは基本学習であって、特に婚姻・離婚については、探偵としてよく学んでおかなければならない知識です。

続いて、イレギュラーな関係性を理解するため、最高裁判決などから、内縁関係の権利や胎児の権利を学びます。

例えば、婚姻は届出が必要です。これをしないと原則的に配偶者としての権利を得ることはできないと解されますが、例えば、どこから見ても夫婦であり、同居をして、その生活基盤と言える部分も全て一般的夫婦の様をしている男女がいたとして、その一方が婚姻届をしていないことをいいことに、不貞行為をした場合、これは不貞行為になるのかならないのかという問題があります。

こうした上記のみの条件の場合、この男女は事実上の夫婦であると考えられ、不貞行為は成立します。これは、婚姻届は尊重されるべきだけど、事実上の夫婦であって、一般的な婚姻届を出している夫婦と何らの変わりがないのであるから、届出がないことだけで、一方の権利を認めないのは信義則に反するという考え方からくるものです。

そして、相続について学びます。相続については、法定相続分と遺留分についてを中心に学びます。また、遺言書の機能を学びます。

また、生命保険金は相続の対象となるかという点を解説します。ちなみに、生命保険金は名宛をしていることや、その性質から、相続の対象にはなりません。

ですから、相続上債務が多くて、生命保険で債務を返済するという事はする必要がないのです。しかし、債権回収業者は、生命保険金で返済せよなどと言う場合があります。知っていれば、何の問題もなかったことが、知らないと騙し取られてしまう事もあるのです。

さて、この講義は3時間の予定でしたが、意外と質問が多く、その都度、細かな事例を使って説明をするので、4時間かかってしまいました。(スミマセン。)

しかし、より理解を深めてもらったようで、良い知識の蓄積になればと思います。

(法務講義担当講師)

2009/06/04 法務担当

2009 年 6 月 4 日 木曜日

今日の法務は「不法行為について」です。T.I.U.探偵養成学校のオリジナルテキストの他、応用までの講義を行い、理解してもらわなければならないので、有名な判例から最新の判断まで、約10ページの追加レポートを作成しました。

不法行為だけではなく、「共同不法行為」や「使用者責任」なども今日の「不法行為」の講義では説明します。

なぜ、ここまで「不法行為」について学ぶのかと言えば、多くの調査が、この「不法行為」に基づいた損害賠償責任の立証のために行われているからです。ですから、「不法行為」を理解できなければ、依頼者様に何かを聞かれたとしても答えることもできないし、関係先の弁護士さんとも話ができません。

もっとも、全く知らない状態だと、どういう証拠を収集したら良いかというポイントも押さえることが出来ません。

時折、そこまでの専門知識がいるのか!?とおっしゃる方もいますが、実務上、知っているのと知らないのとでは、大きな差が出ます。

ちなみに、浮気調査も夫婦の不貞の立証がメインですから、「不法行為」「共同不法行為」に基づく正当性があるからこそ、成り立つと考えられています。

私は探偵事務所の経営者さんや弁護士さんなどの法律の先生方によく会いますが、弁護士さんは言及する必要はありませんが、探偵事務所のトップの人は基本的に関連法務をよく理解しています。

「不法行為」についての講義はおよそ3時間、それ以外にも「不法行為」については、よく触れますが、少なくとも構成や基本はよく理解してもらえるように、講義を進めます。

(T.I.U.探偵養成学校 法務担当)