法人登記簿謄本などの入手は、探偵としての基本中の基本です。
目を瞑っていてでも、入手が出来るようにならなければなりません。
そして、その読み取りも当然出来なければなりません。
これには、ただ単に会社の登記所在地と社名、取締役名が載っているだけでは
ありません。
設立や、廃止した記録、役員の変遷、資本金など、様々な情報が載っています。
きちんと教育を受けている方なら、もしくは勉強をしている方なら、
登記簿入手の段階で、対象の会社の「なぜ?」が出てきます。
例えば、登記簿上の所在地と事実営業の場所が異なる場合は、
それ自体が何かの犯罪でもないのですが、不可思議なことです。
この程度なら、誰でもなぜ?と思えるでしょう。
では、中小のほぼ同族の取締役が一定時期に辞めており、その時期間近に
役員が新任して、その後代表取締役になっている場合。
これも「なぜ?」が出てきます。
この場合、休眠会社の買い取りが考えられます。
休眠会社の場合、資本金が数千万円で登記されている場合が多く、
歴史もそれなりにあるという場合が多いですから、見せ掛けを作り出すには
メリットがあります。
また、社名の変更も容易に出来ますし、所在地の変更も出来ますから
こうした休眠会社を買って、新たな事業を興すことも考えられるでしょう。
しかし、簿外債権等が残っている場合もあり、リスクがあるものですから、
通常で会社を新たに起こそうと思っている人が手を出すものでもありません。
ですから、この「なぜ?」が出発点となって、その経緯を調べていくことによって
何かの真相に辿りつく事があります。
他にも登記簿については、着眼すべき点がたくさんありますが、
今日はここまで。