ある営業マンが顧客新規開拓で、回っている事業所(会社)のなかに、ちょっとした違和感を感じる会社が
一社だけありました。
登記簿もあり、口座もあり、社長の住所は社長の持ち家、気になる抵当権もなく、住宅ローンの
際に借り入れた銀行の抵当権が在るのみ。
事業の規模としては、50㎡程度ので、従業員数は15人だと言います。
興信所の調査報告書でも同様でした。
データ的にはあまり問題の無い会社ですが、何かが引っ掛っていたのです。
この営業マンのいる会社には、顧問探偵社がついていますから、顧客新規開拓の際は、必ずこの顧問
探偵社が財務などの調査を行います。
さて、探偵はどのあたりを見るでしょう。
まず、探偵は訪問すると、椅子の数やデスクの数を見ます。そして、電話機と電話回線、PCの数を
チェックします。
これは従業員数を確認するためのチェックです。
詐欺や取り込み詐欺会社では、従業員数が極端に少ない場合が多いという事実がありますから、
こうした点で、嘘がある場合は注意が必要です。
また、社長の自宅も見ます。これと抵当権の金額を比較するのですが、土地については価格相場を参考
にして、自宅の大きさを見ます。
例えば日本の戸建建売建築では、40坪を越えると、建設費が極端に値上がりします。
このあたりが微妙ですが、要はオーバーローンが組まれていたかどうかをチェックするのです。
その場合の典型事例が、車が新車になっているということです。
さて、前述の営業マンさんの何か引っ掛るところというのは、従業員数でした。
15人の従業員がいるのに、デスクセットは10セット、PCの数は4台、電話機は2台のみでした。
探偵は見る場所が違います。
まずは従業員数の確認は怠らないようにしましょう。