行動調査編:状況を把握する〜その1

探偵の主な活動は調査です。この調査は広く調査活動としたものではなく、細分化した探偵調査の範疇ということになります。
一般的なイメージは、「浮気調査」となりますが、探偵調査は何も浮気ばかりに限ったものではなく、企業スパイの把握や詐欺組織の追跡、企業や組織の隠蔽事件の解明、横領事件における全容解明など、数多くの調査範囲があります。
また、ストーカーの特定や被害証明や危険を伴う行方調査などもその仕事の範囲になります。

その多様な調査に対応するためには、単に目標物を追うという作業ではなく、状況を把握し、適切な判断をするということが、その前提として最も重要なこととなります。

まず、状況を正確に把握するためには、「適切な観察力」「正確な観察」が最低限必要になります。例えば、クライアントからの相談で、訪問をする際、適正な探偵は、少し早めに現場に入り、周囲を歩いたり、車を走らせたりして、観察をします。
そこで、「監視に適した場所」「歩くなどしている人の顔や服装」「駐車している車の把握」「マンションなどであれば警備体制」など様々な情報を頭の中に叩き込みます。

相談の種類にもよりますが、例えば企業に訪問するのであれば、行き交う人の数や車やデスクの数、部屋の数、建物や設備の規模、従業員などの様子など多くの情報を一回の訪問で把握してしまいます。

こうした観察力は日々の訓練によって習得することが可能です。ただし、この観察力や情報収集力は、慣れるまでが大変ですので、経験者であるトレーナー(第一線級の現役探偵)のアドバイスや訓練指示に従いながら、安全に習得するのが良いでしょう。