調査機材は探偵の仕事道具であり、絶対不可欠なツールです。カメラがなければ、写真は取れませんし、レコーダーがなければ、会話を正確に記録することはできません。また、盗聴器を発見するための機材がなければ、盗聴発見などできないでしょう。
野球選手でいえば、グローブにバットです。グローブがなければ、百数十キロの硬球を取ることは事実上不可能でしょうし、素手でピッチャーの投げる球を打つのは危険です。
そして、野球選手も同じですが、プロはプロなほど、自分の使う道具にこだわります。そして、万全の体制を保とうと努力するものです。
それと同時に、十分な道具が揃わない状況下でも、ある限りの道具を使って最大限の効果を発揮する知恵を持っています。
探偵も同じです。調査機材のことを知り尽くし、その機材を最大限の効果が出るように工夫して調査に挑みます。
調査機材について知ることは、探偵にとって絶対不可欠であるのです。
ある大手の探偵学校では、ビデオカメラを使い、「ワイド・ズームにして撮りましょう。後は慣れです!」と教えるそうです。素人でも、そのくらいはできるしょう。しかし、ビデオカメラというのは、最低照度が10〜15ルクス程度であり、あまりに暗いところは通常のオート設定では映りません。この場合、露出を設定し、シャッタースピードをコントロールしたり、赤外線照射をして、撮影する必要があります。
本来は、この程度の知識は基本中の基本として、教えなければなりません。
調査機材の機能や簡単な機材程度は製作や修理が自分でできてしまう程度の実力がないと、急な故障に対応できなかったり、機材のメンテナンスができません。つまり、急な状況に対応ができない上に、調査機材の管理もできないのです。
調査機材の故障は調査の継続不能を意味します。新人といえども、機材が故障して証拠が取れませんでしたでは、子供お使い以下です。
また、調査機材の仕組みを知っていることは、その機材の使用にも役立ちますし、自分の専用調査機材を選ぶ際にも役立ちます。営業マンのいいなりに調査機材を仕入れていては無駄な費用ばかりが発生し、機材貧乏は必須です。
探偵学校を選ぶなら、調査機材についてどの程度教えてくれるのか確認する必要があります。そして、できれば機材の製作やメンテナンスまで教えてくれるのかという事も重要な項目です。
例えば、尾行などは比較的苦手でも機材について精通していれば、機材製作スタッフとして活動できるかもしれませんし、会社を作ることも夢ではありません。意外と、便利な調査機材を提案、製作する会社は少ないものです。
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