「尾行は簡単、張り込みなんてそこにいるだけでいいんでしょ?」と一般的には思うようです。しかし、実際は違います。例えば、48時間、1.5メートル四方の箱の中にいなければならないとします。そして、一方向に見えるマンションの出入り口から出てくるターゲットを確認する任務を遂行していて、寝ることは許されないとします。
これは、拷問の一種です。そして、これが張り込みの実際です。通常は交代しますから、そんなに長時間張り込みすることは滅多にありませんが、出張調査中で応援が来ない条件下では、24時間は耐えなければプロとは言えません。
「そのぐらい、私は大丈夫!!今している仕事より楽勝!!」と思った方はやってみてください。多くの方は耐えられなくなるはずです。書き忘れましたが、当然ながらトイレにいくことはできません。そして、絶対条件としてバレてもいけません。自然に張り込むのです。
条件が増えましたね。
そして、この張り込みに耐え抜き、発覚もせず、いざ調査のターゲットが出てきた場合、尾行を開始します。
さて、訓練を受けていない一般人が、この状況に対応できるでしょうか?
多分、無理です。
こうした状況下に耐えれるようになるには、長期間の訓練によって、尾行・張り込みという一連の調査行動を自然と行えるようにならなければなりません。
尾行もただターゲットの後をつけているだけではありません。ターゲットが突然タクシーに乗るかもしれませんし、電車に駆け込み乗車するかもしれません。電車に乗った後に、電車の行き先を間違えたことに気付き、降りるかもしれません。異常な警戒心のターゲットで、立ち止まったり、周辺を見回すかもしれません。上記に書いた程度のターゲットの行動は別に特別なことではないのです。通常の調査でよくあることなのです。
こうしたターゲットの行動を監視しつつ、さらに撮影を行い、時間と場所を記録するといった作業を同時に行うことが基本的な尾行です。
そして、やはり、大前提としてバレてはいけません。
あくまで自然な状況を作り出すのです。
そのどれもが必須要素ですから、何が欠けても調査は成り立ちません。
昨今の探偵の質が落ちたというのは、こうした尾行や張り込みといった探偵のお家芸を疎かにし、探偵気分だけのカルチェースクール的な探偵学校が増加したというのが一因であると考えられています。
尾行・張り込みは探偵の絶対必須調査です。これをしっかりとマスターするのにあなたなら、何時間必要だと思いますか?10時間ぐらいですか?それとも50時間もやれば十分ですか?
一つ言及するなら、調査現場は練習現場ではありません。調査現場に立てば、すでに一人の調査スタッフなのです。
最低でも簡易な尾行調査は一人で自然と行えるようになる必要があります。そうすれば、たとえ高度な尾行張り込みでも、それは練習ではなく経験となるでしょう。
そして、このレベルになるには、最低でも300時間の経験が必要であるのです。
(T.I.U.総合探偵社、新人研修データより)
探偵学校を選ぶ際、尾行張り込み実習は主要科目としてどの探偵学校でも取り上げられています。その際の実習時間に注目し、その実習が実際の調査をモデルとしているか確認しましょう。
探偵学校を選ぶことは、探偵として活動する第一歩です。大切な第一歩で失敗しないように慎重に探偵学校を選びましょう。
※参考
T.I.U.探偵養成学校の採用している長期間の教育は心理学者であるピロリとアンダーソンの学習曲線によって、確かな学習効率が科学的に証明されています。
例えば、一夜漬けで物事を記憶するのと、常にその知識に触れて1ヶ月間、学習するのとでは、身につく知識に差があるということです。さらに、長期に学習したことは、なかなか忘れませんが、一夜漬けなどの即席の学習はすぐに忘れてしまいます。ダラダラと長期間学習するのは非効率的ですが、効率的に長期間学習することは、あなたの将来に必ず役立つはずです。
また、はじめはできなかった事でも、長期間その学習を根気良く続けることで、できるようになるという事が、この学習曲線による科学的証明の真意です。
誰でもはじめは素人です。ですから、調査に必要な全ての要求を自然とできるはずはありません。しかし、長期間、根気良く学習し、さらにその学習が楽しく思えるように工夫することで、探偵調査というある種特別な知識や技術を身に付ける事ができると、T.I.U.探偵養成学校は考えます。
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