調査現場の初歩となる面取りをマスターする

調査の初歩

調査対象者の追跡などを行い、その行動を調査する素行調査(行動系調査)は、探偵調査活動の初歩の初歩と言えます。その初歩の中でも、スタートとなるのは、調査対象者を確実に認識することです。どのように認識するかといえば、「顔を覚える」ことです。簡単なことのように思えますが、探偵が依頼主から渡される情報として、この「顔を認識」する情報源は、依頼主が撮影するなどした写真となります。

顔を覚える=面取り=写真のみから調査対象者を認識する

顔を覚える=面取り=写真のみから調査対象者を認識する

顔の実物を自分の目で見て覚えることは、一般生活の中でもよくあることです。いわゆる「立体」から「立体」の認識ですから、それほど意識していなくても、会う回数や印象などに伴って容易に認識できるようになりますが、写真のみから実物を認識できるようになるには、「平面」から「立体」の認識が必要になります。じっくり見ることができれば、変換していくことにトレーニングの必要などはないかもしれませんが、実際の調査で、調査対象者は探偵側の思い通りに動いてくれるわけではありません。常に動く移動体であり、常に正面で捉えられるわけではありません。正面の写真から横顔を想定したりする必要があります。

面取りは失尾の原因の大半を占める

新人探偵や数カ月程度のほとんどトレーニングを受けていない探偵が、調査対象者を見失う最も大きな原因は、「面取りのミス」です。このような場合は、調査対象者が建物から出てきたこと自体に気付けないわけですから、調査対象者が帰宅するなど、かなりの長い時間、無為な張り込みをする羽目になります。

様々な可能性は常に起こり得る

調査においては、写真が数年前のものしかないなどということは発生し得ることです。また、髪型が違うというだけでも印象は大きく変わります。特に女性の場合は、化粧やウィッグなどによってほぼ見た目が変わってしまうということは通常状態で発生します。このように、姿や形は恒常的に変化しないということは妄想であって、変化の可能性は常にあると想定した上で調査に挑む必要があるのです。

基礎だからこそしっかりマスターする

T.I.U.探偵養成学校のカリキュラムでは1年間もしくは1年半の期間で、面取りの初歩的ミスが起こらないように、そのスキルを習得します。基礎だからこそしっかりマスターする必要があるのです。